品のないジョークを言って、愛される人と眉をしかめられる人がいます。
牽牛星とか玉堂星のある人は、多くの場合、後者です。
下ネタとか100均とか、庶民性を出しすぎるととても下品に見えます。
誰であってもどんな星でもそうですが、とりわけこの2つの星は品なく見えます。
普通の人がやっていることなのですが、それを牽牛星や玉堂星がやると、
ひどく違和感を感じ、言ってみればずる賢い感じのいやらしさのある品の無さに見えたりします。
もともとどちらも正統・伝統的なものを象徴する星なので、そうしたことに付随する厳かさや権威を損なうと、「落ちぶれ感」が前面に出てきて、良い人間関係に恵まれなくなる傾向にあります。
こういうのも星の陰転の一つ。
牽牛星とか玉堂星のある人は、
正統派の道を歩み、誇り高く生きることができるのであって、
亜流の道や庶民性の道、大きくアレンジしたりする道を歩むと捻れ歪みます。
黙っていると気品があり正統であることを感じさせるため、そうしたことへの期待とギャップのある品の無さが口や行動から出ることによって、ひどく落胆されたりもします。
何事であれ、期待が大きければ外れることによる落胆は大きくなるものですが、まさにそんな場合に当てはまります。
また、彼らは「流行り物」に飛びつくことも向かない星です。
とても正装が似合う人たちですが、
派手さよりは品質、
新しいものよりはクラシカルなものや正統な何かを織り込んでいるものを身につけることによって品の良さが際立ちます。
ちなみに、これらの星を持つ人が言ってはいけない言葉のトップは、
「どうせ○○だから」
です。
星によっては「どうせ」という言葉が人の同情を引けたり、あるいは仲間を増やすことに一役買うこともあるわけですが、
牽牛星や玉堂星を持つ人は、この言葉を使うべきではないだろうと思います。
「どうせ○○」という人の特徴は、
・自分の仕事に満足していない(誇りをもっていない)
・いろんな活動をしている(けれど空回り)
・いつも新しいことを試している(自分の過去を含めて過去や結果を評価できない)
お気づきになるの思いますが、牽牛星や玉堂星の陽転条件とはほぼ真逆です。
天にあることは地にあるといわれますが、
言葉一つ、行動一つにすべてが現れるということもまたあります。
気をつけておくとよいと思います。
星も、ただ持っているだけでは持ち腐れです。
きちんと陽転させていかねば、と改めて思いました。
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