現代の陰陽師が語る『日本の結界』読みました。

『日本の結界』という本を勧められて長い間積んでいたのですがようやく読みました。
「どんどん怪しげな世界へ…」と心配の声も頂きますが、天中殺期間中の2年間は東洋思想を徹底的に学ぶと決めており、これもその一環です。

ちなみに、算命学は暦や天文学に連なる学問、結界は呪いや術などを扱う分野なのでちょっと毛色が違います。

以下面白かった点。
・箸を置くことは一つの結界
・川に架かる橋も結界(橋の表がハレ、橋の裏(下)はケ)
・結界の原点は区切ること。区切る=封印
・封印したものは「奉る」「祀る」ことが必要(神様を封印した場所が神社⛩)
・桶に張った水を見続ける「水鏡」という修行(ずーっと見続けて2日目にはゆらゆらが見える、それが御度)
・軍師はもともと陰陽師だった!
陰陽師の術はひとつひとつ習って身に付けるのではなく、常に自分の体の中にあり自ずと湧き出るもの。
陰陽師の検索システムはダウジング
成田山新勝寺は寺だが造りは神社⛩、狛犬もたくさんいる!(龍神に由来する神地に建っている)
・昭島は地脈と龍脈の両方が通る場所。
・大地のエネルギー、気の力は水や風に乗って巡り流れるので川は大事。結界の役目も。
三峰神社から流れてくる気が水に乗って江戸を繁栄させている。

京都や江戸の結界は有名ですが、神奈川県では鎌倉や江ノ島にも結界が張られているといわれます。
こうした大きな結界は五芒星ですが、もっと小さなものだと、四角いものが主流のよう。
例えば、松屋銀座も一階天井の東西南北の四隅に、持国天広目天増長天多聞天を示す梵字が祀られ四角い結界が張られています。
私が住んでいる街は、川の流れが湾曲する内側にあり、川も一つの結界なので、ある種の結界の内側にあることになります。
また、少し狭くマンションの建つ一角で見ると四角い結界や神社による三角の結界もあります。

もともと地元の大地主さんの土地だったことも関係しているかもしれません。
結界の内側は街が繁栄し、住むと 運気が上昇すると言われますが、最近人が増えているのはその影響もありそうです。

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Photo by 五玄土 ORIENTO on Unsplash

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