対冲とか刑はわかりやすいけど、害って何?と訊かれました。
確かに、対冲の衝突や刑のケンカのイメージは割とわかりやすいですが、害は割といろんなパターンがあるので分かりにくいかもしれません。
ということで、整理してみました。
位相法に現れる「害」は病気とか裏切りとかいわれますが、必ずしもそうしたことを表すわけではありません。
もともとは、自然の気の流れに沿ったつながりを「支合」といい、それの結びつきと直角にある関係が「害」です。
「支合」は自然の気の流れの先にコトが成り、
「害」は、自然の気を阻害する不自然な気の流れ。コトがあるがままに成るのを阻害されます。
それが身体や人間関係に出ると
身体があるがままに健やかにあることが阻害されるとか、
健全な人間関係を阻害されるとかいうこと。
自然体で健やかにいることが難しい時期であり、よって身体でいえば病気となり、関係でいえば裏切りとなる、ということになります。
「害」の影響をうけるのは、身体や関係だけではありません。
お金も地位も名誉も、害にあうと自然の流れが阻害されます。
例えば、
お金なら有意義にお金を使えないとか、
地位なら地位にふさわしい行動ができないとか、
名誉なら本来払われるべき敬意がはらわれないとかになることもあります。
「害」への対策としては、「支合」を生かすと良いと言われます。
支合の組み合わせはこちら。
子丑
亥寅
戌卯
辰酉
巳申
午未
害の組み合わせはこちらです。
子未
丑午
寅巳
卯辰
亥申
戌酉
十二支を円に並べて線で結んでみると面白いです。
例えば、自分の年支に申があれば亥年は社会的な面で「害」の影響がありますが、寅を使うと、亥申の害を消すことはできませんが、それを緩和することができます。
寅は陽の木性で大木、方位は東北東です。
大木の気を得るとか、東北東への旅行で方位の気を取るというのも一つの対策です。
なお、亥申の害は身体でいえば大腸や肺の不調に注意といわれます。
冷えに気をつけ、水分をしっかりとり、代謝の改善に心がけるとよいようです。
今の季節は大根が旬ですが、大根をとるのも効果的とか。
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