支合 営業をしない自営業の知人の話

前に半会は異次元融合で、別世界とのつながりができるということを書きました。
半会は、別世界の人と知り合いになったり、別世界に足場ができたりします。
単に「別世界」というだけで、それが良いものかどうかは別です。

次元融合というのがあるということは、同次元融合というのもあり、支合といいます。
支合は同次元での融合なので、自分の心と行動が一致します。

世の中、「こう思っていたのになぜか別のことをしてしまった」ということがあって、そういうときは多くの場合、不満足感が残るわけですが、
支合の場合は思いと行動がシンプルにつながるので、大きく広がらないものの、自分の思いと行動が一致するので納得感はあり、ある程度満足できます。

支合の組み合わせは以下の通り。
・子と丑(水化します)
・亥と寅(木化します)
・戌と卯(命式に多い五行になります)
・辰と酉(命式に多い五行になります)
・巳と申(金化します)
・午と未(火化します)

この支合が宿命内にあると、思いと行動が一致する、言い換えれば、自分の考えの及ぶ範囲で行動するので、地に足のついた行動になります。
自分にとってチャレンジングな目標をやみくもに目指したりはせず、現実の行動として成り立つことに力を注いでいきます。

年支(未来)と月支(現在)の支合の場合、何かに取り組むときには結果が自分のコントロールでき、行動としてまとめられることが前提になるので、まわりは安心して仕事を任せられます。

月支(現在)と日支(過去)の支合の場合、現在取り組んでいることを着実にカタチにしていく動きになります。
大きな仕事を任せられても、それに取り組めばそれを不備なく完成させられます。
行動が確実に「結果」につながり、例えばやったことが評価やお金につながります。

年支(未来)と日支(過去)の支合の場合、着手と結果について着実に結果にしようとするので、着手した途端に結果を出す(出すべく行動する)ということになります。
プロセスについては気持ちが向かないので、他人を巻き込む場合、そのプロセスを人に任せることもできますが、プロセスにおいてどれだけ大きなビジョンを描いても、当初の着地点に落ち着きますし、あるいはプロセスにおいて混乱があっても、結果はきっちりまとめます。
結果として、プロセスに関与した人に無理を強いたり、プロセスに関与した人の努力を無にしてしまうこともあり、少し注意が必要です。

とにかく支合は手堅いのです。
着実確実に物事が進みます。
大きく失敗しない代わりに、大きく広がりもしません。
なので、堅実な仕事を立ち上げるときとか、ある程度年齢を重ねて結婚するときは、支合が後天運にめぐるときを選ぶと良いといわれます。

宿命に支合がある人が、もし仕事や人生に広がりを求めるなら、半会のある人をパートナーに選ぶと世界が広がります。

あるいは、後天運で半会がめぐるタイミングを選んでも良いです。
ある程度精神的に成熟していなければ、広がりを許容しづらいかもしれませんが、
それも「人生修行」として受け止めるとか、
あるいは半会があってかつ他の要素の相性の良い相手を選べば、充実した世界が広がるかもしれません。

 

先日、年支と月支、月支と日柱、2つの支合がある方とお話ししたときに、
自営業で繁盛されているのに、
「営業はしない、口コミだけ」
「仕事では仮面をかぶって自分を出さない」
と、おっしゃっていて、なるほど!と思いました。
何かを始めるときも横のつながりから入り、一度仕事に着手したら、自分の色を出すリスクを冒さず、徹底して確実に完結させるあたり、まさに命式どおりです。

その方が、つい先日、プライベートなことを仕事に織り込んだら、思いのほか良い反響があったというので調べてみたら、ちょうど今月、半会がめぐっていました。
もしかしたら、世界が広がる足がかりを得られたのかも?
今度お目にかかったら、改めて訊いてみようと思います。

Photo by 五玄土 ORIENTO on Unsplash

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