位相法の陰陽

現実的な出来事や事象を読み解くときに見るのは陰占ですが、そのときに使うのが位相法です。

位相法には、
半会、三合会局、支合、比和、方三位、刑、害、対冲、破、無条の10種があります。
無条というのは、これらに該当する組み合わせがないことを言いますが、
例えば宿命にこれらが入っていなかったとしても、日々巡る年月日においては干支が回ってくるので、必ずどこかで該当してくるものです。

この位相法のうち、
融合条件といわれるものは陽であって、
半会、会局、支合、方三位がそれです。
分離条件といわれるものは陰であって、
刑、害、破、対冲がそれです。

位相法は、男女で出方がはっきりちがうのですが、どうちがうかの理由がこの陰陽の違いにあります。
具体的には、
陽である男性は、陽の融合条件の現象が出にくく、
陰である女性には、陰の分離条件の現象が出にくいのです。

なお、融合条件にせよ分離条件にせよ、
すべて一極二元でとらえるので、どちらが良くてどちらが悪いということはありません。
例えば、
「広がる」現象である半会は、世界を広げてくれるかもしれませんが、まとまりがつかなくなることもあります。
「分裂する」現象である対冲は、世界を破壊してしまうかもしれませんが、そこから何かが生まれるかもしれませんし、そもそも対冲は「慎重に進む」といつ手堅さという現れ方もあります。

陽の条件は、陽の男性には効果が薄く、
陰の条件は、陰の女性には効果が薄い。

比較の話なので、自分の体感としてどうかというのはまた別かもしれませんが、
位相法にはそうした性質もある、というお話でした。

以下参考にそれぞれの性質を書いておきます。

半会:ふくれる、広がる、柔らかい
会局:ふくれたと同時に中身が堅くなる
支合:希望と現実が一致する
三位:横に広がる
刑:角と角がぶつかる
害:肉体上の病気、精神と現実の不一致
対冲:分裂する、細かく分かれる
破:白紙になる、刑・害・対冲の現象を助長する

ざくっとしたイメージなので、細かい事象を読み解くときにはもっと精緻な言葉で説明が必要ですが、
自分で自分の命式を見る場合は、
こうしたイメージで捉えておくほうが、自分の中で「こうしたことかも?」と捉えやすいように思います。

Photo by 五玄土 ORIENTO on Unsplash

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